昨日、新築のF様社屋の建築のため、地盤調査を行いました。

まず、地盤調査とは・・・

建物などを建てる前に、その地盤がどの程度の建物の重さに耐え、

沈下に抵抗する力(地耐力という)をもっているかを調べることです。

例えば、その土地が軟弱な地盤で、建物の荷重に耐えられないと、建物は沈下します。

地盤調査では、建物が沈下するかしないか判断でき、沈下の恐れがあれば適切な対策(地盤改良)を行います。

甚大な被害を出した阪神・淡路大震災後の2000年に、建築基準法が改正され、

家を建てる際に地耐力を調べることが建築基準法上で求められるようになりました。

つまり、地盤調査は法律で義務付けられています。

地盤調査の方法は3つあります。

ボーリング調査

最も基本的な地盤調査方法で、主にマンションの建設などの

大規模建築物の調査で行います。

スウェーデン式サウンディング試験

住宅の地盤調査で最も一般的な方法です。

調査機は手動式のほか、半自動式、全自動式があり、

全自動式であれば、作業は一人で1ポイントにつき30分程度で実施できます。

(戸建て住宅の場合、5ポイントを調査し、半日程度で終了します)

敷地全体の様子を知ることができ、費用もリーズナブルであるという

メリットがあります。

平板載荷試験

地盤に建物の重量に見合う荷重を直接かけて、沈下量を測定して支持力を判定する信頼性の高い試験です。

主に路盤や路床、プレハブなどを建てる際の地盤調査に最適です。

オレンジホームでは、スウェーデン式サウンディング試験方式で

地盤調査を行っています。

地盤調査の結果次第では、地盤改良をしなければならないこともあります。

約16種類の地盤改良工法があるそうで、地盤の地耐力や自沈層の出現深度・厚さなどにより適用できる工法が異なります。

↑調査中の様子と看板を一緒に写真にとり、報告書を作成します。

すべての調査が終わった後、地盤調査会社より地盤の調査レポート、保証書をお客様にお渡しします。

保証も20年つくので、安心して家を建てることができます。