地鎮祭とは?
今日は地鎮祭について紹介をします。
地鎮祭(じちんさい、とこしずめのまつり)とは、土木工事や建築などで工事を始める前に行う、
その土地の守護神(地守神)を祀り、土地を利用させてもらうことの許しを得る。
一般には神を祀って工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭と呼ばれることもあります。
一般的には土地の四隅に松竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場となし、
祭主たる神職のもと、建築業者・設計者・施主らの参列の上で執り行います。
場合によっては、紅白の横断幕を張ったテントの中で行われることもあります。
祭場の中には、木の台(案という、上の写真のもの)を備え、
その中央に神籬(ひもろぎ、大榊に御幣・木綿を付けた物で、これに神を呼ぶ)を立てて祭壇(南向きまたは東向き)となし、
米・酒・魚・野菜・塩・水等の供え物を備える。
祭壇の左右に、青・黄・赤・白・黒の五色絹の幟に榊をつけた「真榊」を立てる場合もある。
この五色絹は五行説における天地万物を組成している5つの要素、つまり木・火・土・金・水を表しています。
次に地鎮祭の流れをご紹介します。
手水(てみず・ちょうず)
神事の会場に入る前に手水桶から掬った水で両手を洗い、心身を浄める。
修祓(しゅばつ)
開式の後、祭典の本儀に先立ち、参列者・お供え物を祓い清める儀式。
降神(こうしん)
祭壇に立てた神籬に、その土地の神・地域の氏神を迎える儀式。神職が「オオー」と声を発して降臨を告げる。
献饌(けんせん)
神に祭壇のお供え物を食していただく儀式。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
その土地に建物を建てることを神に告げ、以後の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上する。
清祓・散供(きよはらい・さんく)
土地の四隅を祓い清め、合わせて米・塩・切麻を撒く。切麻(きりぬさ)・散米(さんまい)とも言う。
地鎮(じちん)
忌鎌(いみかま)を使った草刈初(くさかりそめ)、忌鍬(いみくわ)を使った穿初(うがちぞめ)、鎮物(しずめもの)の埋納等が行われる。
玉串拝礼(たまぐしはいれい)
神前に玉串を奉りて拝礼する。玉串とは榊等に紙垂と木綿を付けたもの。
撤饌(てっせん)
お供え物を下げる。
昇神(しょうしん)
神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式。この後に閉式が行われる。
地鎮祭はこのような流れで執り行われます。
様々なことが時代とともに変化していくように、
地鎮祭も時代と共に簡素化してきています。
オレンジホームでは、お施主様のご意向に沿って行っています。
地鎮祭の歴史はとても古く、日本最古の歴史書「日本書紀」にも記録されているそうです。
東大寺金堂や興福寺中金堂などの敷地から、地鎮祭の際に土地の神様に捧げて埋める「鎮物」が出土していることから、
神事だけでなく、仏教でもそれに該当する儀式が行われていたと考えられているそうです。
地鎮祭が現在のように建築儀礼として広く普及していったのは、江戸時代後半とのことです。
地鎮祭の日取りの決め方
結婚式や葬式などでも「六曜吉日」がありますが、建築にも「建築吉日」といわれるものがあります。
最近では地鎮祭をしない施主様もいますし、各地で風習が違うように、
地域によっても内容が少し違ったりするようです。
以上、人生に一度あるかないかの地鎮祭についてまとめてみました。
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